定数

Rustには2種類の定数があり、いずれもグローバルスコープを含む任意のスコープで宣言することができます。また、いずれも型を明示しなくてはなりません。

  • const:不変の値(通常はこちらを使用します)
  • static'staticライフタイムを持つ変更可能な値。スタティックライフタイムは推論され、明示する必要はありません。可変なスタティック値へのアクセスや変更は安全ではありません
// グローバル変数はあらゆるスコープの外で宣言します。
static LANGUAGE: &str = "Rust";
const THRESHOLD: i32 = 10;

fn is_big(n: i32) -> bool {
    // 関数内から定数を参照。
    n > THRESHOLD
}

fn main() {
    let n = 16;

    // main 関数の中から定数を参照。
    println!("This is {}", LANGUAGE);
    println!("The threshold is {}", THRESHOLD);
    println!("{} is {}", n, if is_big(n) { "big" } else { "small" });

    // エラー!const`は変更できません。
    THRESHOLD = 5;
    // FIXME ^ この行をコメントアウトしましょう
}

参照

const/static のRFC, 'static ライフタイム