繰り返し

マクロは引数のリストの中で+を使うことができ、そうすることによって、引数が少なくとも1回以上繰り返されるということを示すことができます。同様に*の場合は、0以上を示します。

以下の例では、マッチ対象を $(...),+で囲むことにより、カンマで区切られた1つ以上の式とマッチします。最後のセミコロンは必須ではないことに注目しましょう。

// `find_min!`は引数として与えられた数字の中の最低の値を計算します。
macro_rules! find_min {
    // 基本となるケース
    ($x:expr) => ($x);
    // `$x`に少なくとも1つの`$y`が続く場合
    ($x:expr, $($y:expr),+) => (
        // `find_min!`を残りの`$y`に対して再帰的に適用。
        std::cmp::min($x, find_min!($($y),+))
    )
}

fn main() {
    println!("{}", find_min!(1));
    println!("{}", find_min!(1 + 2, 2));
    println!("{}", find_min!(5, 2 * 3, 4));
}