スレッド

Rustはspawn関数を用いてOSのネイティブスレッドを開始することができます。この関数の引数はmoveクロージャ(訳注: 参照ではなく値を取るクロージャ)です。

use std::thread;

const NTHREADS: u32 = 10;

// この関数は`main`スレッドで実行されます。
fn main() {
    // spawnされるクロージャを保持するためのベクタ
    let mut children = vec![];

    for i in 0..NTHREADS {
        // 新しいスレッドを起動。
        children.push(thread::spawn(move || {
            println!("this is thread number {}", i);
        }));
    }

    for child in children {
        // 子スレッドが終了するのを待ち、結果を返します。
        let _ = child.join();
    }
}

これらのスレッドのスケジューリングはOSによって行われます。