識別子

macroの引数は$が頭につきます。型は 識別子 でアノテーションされます。

macro_rules! create_function {
    // このマクロは`ident`識別子に対応する値を引数として取り
    // `$func_name`という名の関数を作成します。
    // `ident`識別子は関数・変数の名前用の識別子です。
    ($func_name:ident) => {
        fn $func_name() {
            // `stringify!`というマクロは`ident`を文字列に変えます。
            println!("You called {:?}()",
                     stringify!($func_name));
        }
    };
}

// 上のマクロを利用して`foo`、`bar`という名の関数を作成します。
create_function!(foo);
create_function!(bar);

macro_rules! print_result {
    // このマクロは`expr`識別子に対応する値を引数として取り、
    // その結果を文字列として出力します。
    // `expr`識別子は式に対応します。
    ($expression:expr) => {
        // `stringify!`は式を *そのままの形で* 文字列に変換します
        println!("{:?} = {:?}",
                 stringify!($expression),
                 $expression);
    };
}

fn main() {
    foo();
    bar();

    print_result!(1u32 + 1);

    // ブロックも式の一種であることを思い出しましょう!
    print_result!({
        let x = 1u32;

        x * x + 2 * x - 1
    });
}

使用できる識別子には以下のようなものがあります。

  • block
  • expr 式に使用。
  • ident 関数、変数の名前に使用。
  • item
  • literal はリテラル定数。
  • patパターン
  • path
  • stmt宣言
  • ttトークンツリー
  • ty
  • vis可視性修飾子)(訳注:pub (crate)とか)

完全なリストを見るには、Rustリファレンスを読んでください。