クロージャ
Rustにおけるクロージャは、その外側の環境を捕捉した関数のことです。例えば、次のコードは変数x
を捕捉したクロージャです。
|val| val + x
クロージャの構文や機能は、その場限りの用途で何かを作るのに便利です。クロージャの呼び出しは関数の呼び出しと全く同じです。しかし、入力の型と戻り値の型は推論させることができますが、入力変数の名前は必ず指定しなくてはなりません。
クロージャの他の特徴を以下に示します。
- 入力変数を囲むのに、
()
の代わりに||
を用います。 - 本体が単一の式の場合は、本体の区切り文字(
{}
)を省略できます。(それ以外の場合は必須です) - 外側の環境にある変数を捕捉することができます。